有給の理由を聞かれる! 拒否できるのか? 分かりやすく解説

目安時間:約 8分

 

 

 


はじめに

 

有給休暇を申請する際、多くの人が悩むのがその理由。 特に、自分がいない事で、職場の他の人に迷惑を掛けると思ったり、慢性的に業務が忙しく、有給が取りずらい雰囲気の場合などには、申請していいものか悩みますね!

 

今回の記事は、有給の理由を説明するのが苦手な人が、有給を取得しやすい“オススメ”の理由をご紹介します。

 

ただし、たいした理由もなく“ずる休みしたいけど、すっきりした理由も言えず、でも休みたいから、理由を聞かれるのが嫌な人・・・本文にもちょっと書きましたが、“嘘”ついて有給取ると、転職サイトに御やっかいになるかも知れませんよ!

 

有給の理由を聞かれるときはこう答えろ!


弁護士的に言えば「有給休暇は、一定期間継続勤務した労働者に、与えられた正当な権利であり、どんな理由で有っても休むことができるものである。」・・・です。 従って、法律上は、有給の理由を会社に伝える必要はありません。

 

せいぜい、有給休暇を取得するさいに「私用のため(私事都合)」程度に書けばそれで済むはずです。 とは言うものの、勤務している会社によっては、上司を説得させないと休みは取れないという方もいるようですね。

 

そこで、“いざ”と言うとき使える「オススメ?」の理由を以下に、ご紹介します。 ただし、嘘の理由を会社に伝えた場合は、懲戒処分の対象になる可能性もあるので、ご注意を!

 

  • 体調不良・通院のため・・・「体調不良なら仕方ないな・・・」と考える人は多いので、上司も取得拒否はむずかしいですね。

 

  • 役所などへの行政申請のため・・・役所は受付時間が、平日の夕方までが多いですね。 「その時間帯でないと受け付けない」とか、「期限が迫っている」とかいう場合は、仕事を休まなければなりませんか、当然、有給休暇の申請は、通りやすいですね。

 

  • 冠婚葬祭のため・・・冠婚葬祭への出席は、社会生活上の重要な事項の一つです。 よほどのことが無い限り、上司も断れないでしょう。

 

  • 親・子供が関係する用事のため・・・「遠方から親が出てくる」・「子供の学校行事に参加したい」などは、上司も積極的に送り出すと思います。 イクメンパパが奨励される時代です。

 

もう一つの方法は、申請時は「私用のため」と記入し、上司に聞かれたときに、上手く誤魔化すような理由を作る方法もあります。 その場合に、比較的スムーズに納得してもらえる理由は以下のようなものではないでしょうか?

 

  • 一番差し障り(さしさわり)がないのが生活設備の修理工事や点検。・・・エアコン、水道、冷蔵庫、トイレなどの修理工事。 マンションの設備点検など。 緊急性があり、且つ平日でないと都合がつかないことが多いですね。

 

  • 病院でのお見舞いや検診。・・・病院は平日でないと融通が効かない場合が多いですね。 ただし、家族などの場合は、余計な詮索をされることがあります。

 

  • 友人、親戚のお見舞い。・・・相手都合を優先させるべきものなので、平日でも不自然ではありませんよ。

 

最後に一言。 本当の理由で有れば問題ありませんが、何も考えずに“嘘”で使うと、後々自分の首を絞めかねない落とし穴があります。 例えば、平日に「地元の友達が三重で、結婚式をあげるので」と、適当に言ってしまいました。

 

ところが、上司に無邪気に、「いいね~。 お土産に“赤福”買って来てよ」といわれ、焦った(あせった)人がいます。 また、平日に結婚式と言えば珍しいので、、かえって事情を聞かれる可能性は高まりますね!

 

≪写真1≫

 

有給の理由を聞かれるけど、拒否したらどうなるの?


 

結論から言えば、聞かれても答える義務はありません。 言いたくなければ言わなければ良いし、「所用で」でも良いです。 それでもしつこく聞いてきたり、「理由を言わないと有給は許可しない」といった時点で、“労働基準法”違反です。

 

ただし、上司(会社側)は、業務上やむを得ない事情がある場合は、労働者の有給取得時期を変更することができるとも書かれています。・・・と法律的には言う事は出来ますが、そこまで“角突き合わせる”必要があります?

 

それこそ、転職エージェントに言わせれば、「そんな会社に未来はない!」。 ブラック企業で時間を過ごすことは、長い目で見てあなたのキャリア形成を傷つけるだけ! よりホワイトな企業への転職を視野に入れて、転職活動を始めることをおすすめします。・・・です。 そこまで進める覚悟有りますか?

 

有給理由を聞かれるのが嫌ならば、なにか業務に支障がありますかと聞いてはどうですか? 期日の迫っている業務の有無、あなたの業務を代行できる人材の有無などを確認し、その日の有給をずらさないと、業務に著しい支障が生ずるのか、いつならば取得できるのか、上司とよく相談しましょう。

 

有給取得の権利には、業務に支障を与えないようにする義務があります。 日本の学校教育は、教師がそう思い込んでいるせいもありますが、「権利」ばかりを教え込みます。 でも、権利には必ず、『義務』が対になっていることを知りましょう。 日本人には、目から鱗(うろこ)でも、世界では常識ですよ!

 

≪写真2≫

 

おわりに

 

一番の疑問は、なぜ理由を聞かれるのが嫌なのかです。 今までの説明にもあるように有給取得を納得させる方法は、幾らでもあります。 また、相手を納得させる能力=交渉力はビジネスの基本です。 上司も納得させる能力を見せ付けられれば、あなたの“株”は高まりますよ!

 

最後に一言。 “嘘”の申告が会社にばれたらどうなるのか? 1973年の林野庁白石営林署事件という判例があり、“嘘”の理由で休んでも、会社は有給取り消しや欠勤扱いはできないとされています。

 

その一方で、1980年の古河鉱業事件という判例では、その“嘘”により、会社に損害を与えてしまった場合には、懲戒処分を下せると有ります。 『嘘申請』だけは止めましょう。


カテゴリ:会社が辛いあなたへ 

この記事に関連する記事一覧

ページの先頭へ