そうめんとそばどっちが太る?どちらが体に良いのかを解説

目安時間:約 6分

暑い時期に冷たいそうめんやお蕎麦を食べると、

喉ごしが良くてとても美味しく感じますよね。

 

夏の麺類としてよく知られるこの二つですが、

どちらの方が体に良いのでしょうか?

 

今回は、ダイエットはもちろん。

どちらが体に良いのかを検討し、紹介します。

蕎麦はイライラを鎮める効果あります!

漢方の教えを取り入れた薬膳では、

どちらも暑さで火照った体の熱を取ってくれるため、

夏におすすめの食材です。

 

温涼性に大きな差はありませんが、

細かな働きには違いがあります。

 

そうめんの原料である小麦には、

高ぶった心を落ち着かせる効果があり、生薬としても使われます。

 

しかし、この効果は小麦の表皮に多く含まれており、

表皮を取り除いたそうめんにはほとんど期待できません。

 

一方、蕎麦にはその香りによって気持ちをリフレッシュし、

イライラを改善する作用や、消化を高める働きがあります。

 

食欲がない時でも「お蕎麦なら食べられる」「お蕎麦なら食べたい」と

感じるのは、こうした理由からかもしれません。

 

薬膳の観点から見ると、蕎麦の方が暑さからくるイライラを改善し、

胃腸の働きを整える効果があるため、夏の体には蕎麦の方が良いと言えそうです。

 

 

 

 

そうめんと蕎麦の栄養面

栄養面ではどちらが良いのでしょうか?

 

以下はそうめんと蕎麦の1食分が満たす主要栄養素の割合です。

 

そうめんはミネラルやビタミンがほとんど含まれておらず、糖

質が目立ちます。

 

一方、蕎麦はそうめんよりも栄養価が高く、

特に食物繊維は1食分のほぼ100%、

鉄分は70%、マグネシウムは50%を満たしています。

 

また、疲労回復や夏バテ予防に効果的な、

ビタミンB1やB2も少量ですが含まれています。

 

このため、

栄養面でも蕎麦の方が優れていると言われています。

 

そうめんと蕎麦どっちがダイエット面に優れているの?

ダイエット面ではどちらが良いのでしょうか?茹でた麺200gあたりのカロリーは、

そうめんの方が若干低いですが、蕎麦には以下のような特徴があります。

 

  • 糖質がやや低いと言われている
  • 食物繊維が豊富。満腹感もある
  • 食物繊維が多いため糖質の吸収スピードが遅く、GI値が低い
  • エネルギー代謝に関わるビタミンB1やB2が多い

 

 

これらを考慮すると、

蕎麦の方が体内で糖に変わるスピードが緩やかで太りにくく、

整腸作用があるため、ダイエットには蕎麦の方が良いと言えます。

 

ダイエットばかり意識するのは危険

蕎麦粉には豊富な栄養が含まれており、

ポリフェノールも多く含まれています。

 

ただし、蕎麦だけや素麺だけのダイエットは栄養が不足するため、

効果的ではありません。

 

最適な食事は、蕎麦に野菜炒めや肉、魚、卵などの、

良質なタンパク質を組み合わせることです。

 

炭水化物、脂質、タンパク質をバランスよく摂ることで、体のサイクルが整い、

健康的に痩せられます。

 

また、良質な油や野菜、タンパク質はダイエットに欠かせない要素です。

 

 

 

まとめ

そうめんとそばどっちが太る?どちらが体に良いのかを解説しました。

結果的にお蕎麦が優れていることがわかりました。

 

ですが、そうめんも消化に良く、体を冷やす効果があるため、

夏のエネルギーチャージに適した食品とも言われています。

 

また、どちらの麺も栄養面では不足している部分が多いため、

単品ではなく、豚肉や夏野菜を添えるなどして、

栄養バランスを整えながら夏の麺料理を楽しんでくださいね。

 

本日は以上となります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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