秋の七草とは? 子供でもわかるように解説!

目安時間:約 10分

 

春の風物詩ですある、春の七草のように秋にも七草があります。

 

 

秋の七草は春の七草に比べて知名度が低いので忘れがちですよね。

 

 

基本は忘れていても問題ありませんが、

子供に唐突に聞かれたときに困ってしまいます。

 

 

そこで秋の七草とはなんなのか、

また子供にもわかりやすい解説の仕方を紹介していきます。

 

秋の七草 !子供にどのように伝える?

 

小学校のお子さんがいる方であれば、秋の七草について聞かれることもありますよね。

 

 

大人になるとそういった季節の風物詩に触れる機会も少なくなりますが、

小学校ではこういった季節の話などはよく授業でも出てきます。

 

 

ですので、それで知った子供に秋の七草についてどうやって

伝えるかが意外と大変だったりします。

 

 

子供に難しい由来の話をしてもなかなか伝わりにくいので、

お勧めの伝え方としては昔から秋を代表する植物たち、

という感じで大丈夫です。

 

 

 

これは全くその通りで、春の七草と秋の七草はそこが違うんです。

 

春の七草は七草粥があるくらいで、食べられる植物になります。

 

ですので、和食にも採用されますし、

昔ながらの料理には使われることがあります。

 

 

 

ですが、秋の七草は食用ではないんです。

 

ですので、伝統料理に使われることもありませんので、

観賞用の植物になります。

 

 

秋の七草は、見ごろになると秋を感じられるものとしてとらえられているので、

子供に教えるときも、これを見たら秋が来たってことだよと伝えるのがベストです。

 

 

私も子供には実際のそう伝えていましたし、

秋になると一緒に秋の七草を探しに行っていました。

 

 

都会だとなかなか難しいかもしれませんが、

私が住んでいる付近は田舎の町なので、

住宅地もありますが林などもある場所です。

 

 

なので、子供と一緒に秋の七草を探すのが

毎年の恒例行事になっていました。

 

春の七草と違って観賞用なので、

近くに秋の七草が生えている場合は一緒に見に行くのも楽しいですよ。

 

 

 

子供には知識と一緒に肌で感じながら伝えるのが一番です。

 

 

地元に秋の七草がある場合はぜひやってみてください。

 

 

秋の七草とは?由来や意味とは何か?

子供には観賞用として伝えるとして、知識として秋の七草についても知っておきたいですよね。

 

 

秋の七草は観賞用として、

日本の秋を代表する草という認識が正しいです。

 

 

ですので先ほども紹介したように、食用ではありません。

 

 

ただし、日常生活で全く使われないかというとそういうわけでもありません。

 

秋の七草の中には漢方薬として使われるものもあり、

比較的実用的な植物が選ばれています。

 

 

秋の七草は、

 

・萩
・尾花
・葛
・撫子
・女郎花
・藤袴
・桔梗

 

 

の七つの植物からなります。

 

では、秋の七草をひとつづつ紹介していきます。

 

・萩

 

お菓子のおはぎの名前の由来にもなっている草花になります。

花言葉は内気、思い、柔軟な精神。

 

・尾花

 

尾花と聞くと聞き馴染みがありませんが、すすきの別名になります。月見の時によく見る植物ですね。
花言葉は生命力、活力、心が通じる。

 

・葛

 

その字からも連想できる通り、葛餅や葛切りに使われる植物です。
また漢方薬の葛根湯の材料でもあり、昔から薬として活躍しているものでもあります。
花言葉は治療、根気、努力。

 

・撫子

 

大和撫子の言葉の元になった植物。大和撫子は日本の美しい女性を表した言葉ですが、撫子は可憐で綺麗な花を咲かせる植物です。
花言葉は純愛、無邪気、才能。

 

・女郎花

 

この花は、美女を超える美しさという意味があるほどの綺麗な花を咲かせるとして愛されてきた植物です。
また、見た目だけでなく鎮痛剤など薬としても使われていました。
花言葉は美人、新設、約束を守る。

 

・藤袴

 

藤袴は花の弁が袴に似ている、という由来がある花になります。
乾燥させる桜の葉と同じような香りがすることから、香水などにも使われています。
花言葉は遅延、思いやり。

 

・桔梗

 

武家の家紋としてよく使われていたことでも知られ、有名どころだと明智光秀が水色桔梗の家紋を使っていました。

 

その見た目の美しさに目が行きがちですが、咳の薬としても用いられていました。

 

現在では絶滅危惧種として指定されているので、野生の桔梗を見ることはなかなか難しいです。

花言葉は気品、誠実。

 

 

このように、意外と身近なものの由来になっていたりするんですね。

 

 

また、今でも使う言葉にも秋の七草が関わっているということわかります。

 

 

私自身、秋の七草について知らなかったときは撫子、という植物があることも知りませんでした。

こういったところは盲点かもしれません。

 

 

秋の七草はもちろんすべて覚えていることも大切ですが、

葛や撫子といった、植物に隠されているストーリーを大切にするのも風物詩を楽しむ一つのコツですね。

 

 

秋の七草を見て、この花にはこういう意味がある、

こういう使われ方をしていると知っているだけでも見え方が全然違ってきます。

 

 

秋になれば日本全国で見られますので、まだちゃんと見たことがないという方は、ぜひ秋の七草を探してみてください。

 

 

まとめ

 

今回のことをまとめると、

 

 

 

・秋の七草は観賞用として伝えるのがベスト
・意外と身近に使われている
・それぞれの花の使われ方などが花言葉の意味になっている

 

 

になります。

 

 

秋の七草と聞くとどこか馴染みがない言葉に聞こえますが、

意外と日常生活で使われているものがあったり、今でも使う言葉の由来になっています。

 

 

ですので、秋の七草だけだと秋の観賞用の植物になりますが、

花一つ一つに注目すると意外と面白い事実があったりするんです。

 

個人的には、風邪の時によく飲んでいた葛根湯の材料が秋の七草の一つだった、

これは全く知らなかったので驚かされました。

 

 

このように知らないだけで秋の七草は以外も身近な存在なので、

日本の常識としても覚えておくのがいいですね。

 

 

また、子供に聞かれた時にすぐに答えられるようにするためにも、

ぜひ秋の七草の由来や特徴についてお覚えてみてください。

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