「アドバイスを聞かない人にはどう対処すれば良いでしょうか?」
という質問を受けたことがあります。
目次
忠告を聞かない人はどんな特徴?
結論は以下の通りです。
以上の3つです。
それでは解説していきます。
1.他人に強要されるのが嫌
人は自らの行動を決定したいという欲求があり、
それを他人に強要されることを嫌います。
これが「心理的リアクタンス」とも呼ばれる現象で、
無意識のうちに抵抗を示す傾向があります。
たとえば、子供が「勉強しなさい」と言われると、
「今やっていることを邪魔されるのはイヤだ」と、
反抗することがあります。
これも心理的リアクタンスの表れです。
そのため、「勉強しなさい」と言っても、
子供にとっては逆効果になるかもしれません。
このような反応は、相手が正しいかどうかに関係なく、
自己決定の欲求が根底にあるためです。
アドバイスを聞かない人や言うことを聞かない人は、
この欲求が他の人よりも強い可能性があります。
また、人によってその程度は異なりますが、この欲求が存在するため、
求められていないアドバイスは歓迎されないことがあります。
ただし、親が子供にアドバイスをする場合や上司が、
部下に何かを伝える場合など、
求められていなくても伝えなければならない状況があります。
2.否定されるのが嫌
アドバイスは、相手に「こうした方が良い」と伝えることですが、
注意が必要です。
なぜなら、誤解すると、
相手が自分や自身の行動を否定されていると、
受け取るかもしれないからです。
人は誰でも否定されるのが嫌な生き物です。
忠告を聞かない人はどのように対処すべきか?明確な答えはこれしかない!
結論は以下の通りです。
1.否定されたくない
2.実際はアドバイスではなく同意や確信が欲しい
以上の2つです。
それでは解説していきます。
1.否定されたくない
否定せずに相手に自己決定させる方向でアドバイスを提供することで、
心理的リアクタンスの心理を回避し、
相手が話に耳を傾ける可能性が高まるかもしれません。
たとえば、「こうすればいい」と命令形でアドバイスをすると、
心理的リアクタンスが働いてしまいますが、
その代わりに、「どうしたらいいと思う?」と、
相手に自分で考えさせる方が、より効果的な場合があります。
2.実際はアドバイスではなく同意や確信が欲しい
相談を受けた際に、「こうしたらどうですか?」と、
実践できるアドバイスを提供すると、
「そんなことはできない」と否定されたり、
何度も同じことを相談されたり、
アドバイスを聞こうとしなかったりすることもあります。
この理由は、相談という形を取っているものの、
実際はただ自分の話を聞いてほしいだけであったり、
先述したように、答えはすでに自分の中にあり、
それが正しいのかどうか、またはその同意や、
確信を得たいだけの場合もあるかもしれません。
または、自分が思っていることや自分の中で出ている答えに対して、
それでいいと後押しして欲しいだけという場合もあります。
このような場合、答えがすでに自分の中にあるため、
異なる答えを提示されても(アドバイスされても)受け入れない人が多いかもしれません。
この場合同意が欲しいのでしょう。
対処法としては「あなたはどうしたいのですか?」と質問して、
あなたの意見に同意するだけでいいのです。
人は自分で考え、それで失敗しても、
それから自ら立ち上がって学ぶ生き物です。
まとめ
うさぎのお部屋
カテゴリ:穴場スポットとイベント関係